7月に気をつけたい防災キーワード「線状降水帯」!

2025. 6. 30.

線状降水帯とは、幅20~50km程度、長さ50~300km程度の線状に伸びる、発達した雨雲群の名称です。

線状降水帯の怖いところは、梅雨前線の位置が少し変わるだけで、大雨が降る場所もそれと連動して変わっていくことです。

線状降水帯予測は、2022年(令和4年)6月1日から運用が始まった、線状降水帯による大雨の可能性を半日程度前から知らせる取り組みです。

線状降水帯による大雨の可能性がある程度高いと予測できた場合に、気象庁が気象情報においてその旨を呼びかけています。

線状降水帯が発生すると、大雨による浸水や土砂災害などのリスクが高まります。災害から身を守るためにも事前の防災対策が必要です。

ここでは、大雨への防災対策を解説します。
浸水対策
ハザードマップを確認し、浸水(洪水・内水)エリアに入っている場合は浸水対策を行いましょう。

大雨が降る前の備えとしては、道路の雨水ますや側溝に落ち葉やごみがあると、雨水が流れ込まなくなるため、片付けておきます。

また、浸水の発生時に備えて土のうを設置することで、道路から家屋内への雨水の侵入を防ぐことができます。

土のうはホームセンターで入手できるほか、自治体によっては土のうステーションを設置しています。お住まいの自治体に土のうステーションがあるか、あわせて確認しておくとよいでしょう。
防災グッズの確認
大雨に備えるためにも、防災グッズの確認をしておきましょう。浸水や土砂災害が発生すると避難が必要になる可能性もあります。いざという時にすぐ避難できるように、非常持ち出し品を用意して備えましょう。

・ リュックサック
・ 飲料水
・ 生活水
・ 食料
・ マスク、紙おむつ、生理用品、救急用品、常備薬
・ 防災頭巾、ヘルメット
・ 懐中電灯、ラジオ、電池、モバイルバッテリー

上記は持ち出し品の一例です。家族構成によって、必要なものは変わります。事前に家族で話し合ったうえで用意しましょう。

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↓↓↓↓↓↓↓ ここからは日常的に意識したほうがいいことです ↓↓↓↓↓

いざという時の為に、非常食、非常用飲料水の在庫の確認を行いましょう。

地震などが起きてからでは食料や飲料水の確保が非常に困難になります

日頃からローリングストックを心がけましょう

もう一度、普段から災害への備えの再確認(災害用カリメート、災害時情報用紙、車のガソリンを残量半分になったら満タンにしておく等)に加えて、避難するための準備を整えてください。

キャッシュレス全盛の時代ですが、災害時には停電で電子マネーやクレジットカードが使えなくなる可能性があります。普段現金を持ち歩かない人も、いざという時のために最低限の現金をバッグに入れておく習慣をつけておきましょう。
また、非常時持ち出し袋には、現金と身分証明書などのコピーも入れておくこと。
現金は大人1人1週間分として1000円札と100円玉、10円玉で1万円ほど用意しておくといいと思います。(災害時は小銭不足でお釣りなどかもらえない可能性があるため1万円札より細かなお金が必要になります)
災害時の混乱の中で紛失することも考えられるので、印鑑と、預金通帳、マイナンバーカード、運転免許証などの身分証、お薬手帳、乳幼児がいるなら母子健康手帳のコピーも持ち出し準備しましょう。

デマや謎の予言などに注意して「今何ができるか」を、考え行動しましょう!